ネクサス・プログラムにおける1日あたりの損失限度額(日次損失限度額)の計算方法
ネクサス・プログラムにおける1日あたりの損失限度額(日次損失限度額)は、各日の開始残高によって決定されます。
日次損失限度額は米国東部標準時間午後5時(日本時間午前6時(夏時間)・午前7時(冬時間))時点での口座残高に基づき計算され、その日の損失限度額が決まります。
取引をしている際には、口座残高および有効証拠金額(開始残高に未実現損益を加えた金額)が日次損失限度額を加味した失格ラインを下回らないようにする必要があります。損失額には実現および未実現損失の両方が加味されます。
このルールは評価フェーズおよび資金提供フェーズの両方に適用されます。
例1:開始残高に基づく日次損失限度額
開始残高が1,000,000円である口座を例に考えます。1日の損失率が4%の場合、その日の損失限度額は40,000円になります。
日次損失限度額:1,000,000(円)x 4(%)= 40,000(円)
これにより、口座の失格ラインは960,000円となります。実現損失(Realised loss)または未実現損失(Floating loss)により、失格ラインを下回ると日次損失限度額のルールに違反し、失格となります。
例 2: 実現利益(Realised Profit)が日次損失限度額に与える影響
実現利益により口座残高が増えたケースを考えます。開始残高が1,000,000円であったが、決済注文により30,000円の実現利益を得たため、口座残高が1,000,000円から1,030,000円に増加したと考えます。この場合、新しい日次損失限度額は米国東部時間午後5時に計算され適用されます。米国東部時間午後5時に新しい残高1,030,000円からスタートし、4%のドローダウンにより損失限度額が41,200円になるため、新しい失格ラインは988,800円となります。このように、残高が利益によって増加するにつれて許容される損失額も増加します。
例3: 実現損失(Realised Loss)が日次損失限度額に与える影響
開始残高が1,000,000円であった口座で30,000円の損失を出し、口座残高が970,000円に減少した場合を考えます。翌日の損失限度額は口座残高970,000円の4%であるため、38,800円となり、新しい失格ラインは931,200円になります。残高が損失によって減少すると、許容される損失額も減少するため、次の取引日における資金制約が厳しくなります。
例4:未実現利益(含み益:Floating Profit)が日次損失限度額に与える影響
開始残高が1,000,000円の口座で現在未実現利益が20,000円である未決済ポジションがある場合を考えます。この場合、有効証拠金は1,020,000円となりますが、損失限度額の計算は引き続きその日の開始残高である1,000,000円を基準とします。その結果、損失限度額は40,000円のままで、失格ラインは960,000円に設定されます。しかしながら、実現損失または未実現損失により有効証拠金が残高下限を下回った場合、損失率ルール違反となり失格になります。これにより、未実現利益と元の損失限度額を考慮すると、トレーダーは合計で最大60,000円の損失を吸収する余裕があることになります。
例5:未実現損失(含み損:Floating Loss)が日次損失限度額に与える影響
v例4と同様に、開始残高が1,000,000円であり20,000円の未実現損失が発生している未決済ポジションがある場合を考えます。この場合、有効証拠金は980,000円になりますが、損失限度額の計算は開始残高である1,000,000円のままです。したがって、損失限度額は40,000円のまま(1,000,000 x 4%)で、失格ラインは960,000円となります。
この場合、トレーダーが追加で20,000円の未実現または実現損失を出した場合、日次損失限度額を超えることから、失格となります。
これらのシナリオは、日々の利益や損失、未実現損益がネクサス・プログラムのドローダウンルールとどのように関連し、それが取引戦略やリスク管理にどのような影響を与えるかを表しています。
注:未実現損失または実現損失により、お客様の有効証拠金および口座残高が日次損失限度額または最大損失限度額を下回らないようにしてください。これらの制限に違反した場合失格となります。
※損失率はデモ環境内での損失率を指しており、実際にお客様に金銭的な損失が生じるわけではありません。
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